本日も引き続き日経平均株価が大きく値下がりしました。中小型株指数も下落しましたが、こちらはここ最近の傾向と変わらず日経平均よりも小幅の下落となっています。この指数の状態に伴い、市場全体で値を下げた銘柄は多かったものの、個別の動向に目を向けると大きく下げたものはさほど多くないように感じました。
ここからは全体相場の今後の動き、気になった保有銘柄、今年最後の買付のために監視すると述べている銘柄の本日の動向を探っていきます。
全体相場
日経平均
最終的に月末には戻して値を上げて終わると考えていましたし、以前そのように述べたような気がします。が、どうもここからしばらく下落が続きそうな足付と移動平均線になってきました。日足、週足、月足とどれをとっても上昇の兆しを感じられるものがなく、中でも特に気になるのは月足の移動平均線です。24月線がいよいよ上昇カーブから下を向き始めました。いずれにしてもダウの動きに左右されることとなる指標ですので、そちらから今後の動きを占っていきます。
NYダウ
月初の時点では先に述べた日経平均同様に、というよりむしろこちらが先導する形で日経平均と共に月末には値を上げてきて今年の取引を終えるものだと考えていました。ただ、現段階ではその兆しは全くありません。
- 日足
- 5日線は下落の道半ばで、目先まず75日線に被るところまではすぐに落ちてくるでしょう。25日線は下落基調に入った所です。1月以降の動きを考えると、この25日線が75日線に接触するまでは上昇の兆しが見えてこないかもしれませんね。そうすると1月も停滞期が長く続いているということが十分あり得そうです。
- 週足
- 一度9週線の動きを止めるような形になるでしょうから、今週停滞であれば来週大きく下げるでしょうし、そうでなければ逆といった展開になるのではないかと。今週中に銘柄を選定して買い付けを行っていきますので、個人的には今週は目一杯下落して相場環境を悪くしておいてほしいです。今は下げてくれて構いませんからね。
- 月足
- 最終的に9月の始まり値である@31,500ドル程度まで下落した上で今年の取引を終えるのではないかと。そうなれば一時的にはもう少し下もあるかもしれません。さすがに今月中に@30,000ドルを割り込むことはないと思いますが、@31,000は視野に入る気がします。年足を見ると、まぁそこら辺が良い落ち着きどころかなと。
ナスダック
一度@10,000を割ってくるのはとりあえずほぼ間違いないでしょう。そこからどの程度停滞するかはともかく、まさかダウとこれほど足付に差が出ると思いませんでした。S&P500も合わせて両方共にしばらく上昇の兆しが見えなそうですね。
保有銘柄
JT / 日本たばこ産業(2914)
昨日に引き続き逆行高の王のパワーを見せてくれました(笑)ただし、先週の金曜日と同様に本日も取引終了時間に掛けてダラダラと下げ続け、結局わずかなプラスで引ける展開となりました。
蝶理(8014)
JTと共に金曜日に力強い動きを見せてくれたこちらの銘柄は本日も好調な動きとなりました。金曜日はJT同様に終了時間に向けて圧し込まれていったのですが、本日は値を保ったまま取引時間を終えるという展開。普段から余り値動きのない銘柄ですが、この地合いの中において抜けてくるというちょっと意外な展開が続いています。
住石ホールディングス(1514)
いよいよ落ちてきたかなと。この銘柄の下落に伴い、私の全体のパフォーマンスも落ちてきました。でも良いんです!下で待ってます!って感じです(笑)以前から述べているように来るところまで来たら再度買い付けます。果たしてそこまで落ちてくるでしょうか。
ブロードメディア(4347)
年末でロールオーバーを迎えるため、今は下落してくれて構わない、そしてこのタイミングで開いている窓を埋めるのではないかと述べてきましたが、いよいよほんとにそのポイントが見えてくるところまで来たかなと。恐らく想定通りの動きになると思いますし、行くところまで行った後は1月中に3Qに向けて少し値を戻してくると思っています。12月の内に落ちるだけ落ちてくれると一番ですね!
インテリジェントウェイブ(4847)
ブロメ同様に年末でロールオーバーを迎えるこちらの銘柄。1Qの爆益決算によって上がるんじゃないかと述べてましたが何のその!暴落です(笑)いつまで経っても@1,000の壁が厚いこちらの銘柄ですが、ブロメ同様にとりあえず12月は落ちてくれて構わないですし、来年には反撃の狼煙が上がると思っています。今は耐え時です。月末には@700を割り込んでくると思っていて、2Qはそのまま値幅制限が切り替わる手前の@700以下で迎えるんじゃないかなと。
監視銘柄
太平洋興発(8835)
少し下落しました。が、どうだろうなー。恐らくここから大きく値を上げることはなく、少なからず停滞するとは睨んでいますが、だからと言って目標値まで落ちてくるかと言うと。。。うーん。最悪適当なところで買い付けを行う覚悟を決める必要がありそうです。
アルチザネットワークス(6778)
こちらも下落圧力はさほど大きくありません。現時点で買い付け対象となる可能性はより低くなったかなと。
双信電機(6938)
まさかの同値での引けとなりました。まだ下落余地はあると思っていたのですが、下方修正+減配でこの状態は意外でした。こちらも候補からは外れた感が強くなりました。
また、この他きもと(7908)や総医研(2385)もほぼ同値で取引を終えるという展開でした。先に述べたように保有銘柄含め、やはり中小型株は余りダメージを受けていなかったようですね。逆にINPEX(1605)は比較的大きく下落しました。とりあえず月末に配当権利を迎えるこちらの銘柄ですが、思ったより株価は大苦戦です。まぁ特徴的にいきなり噴き上げたりってことがありそうですけど。いずれにしても、監視銘柄は水曜ぐらいまで様子見しますが、ちょっとさすがにギリギリの戦いですねー。明日はどのような展開になるでしょうか。