あけましておめでとうございます。
2022年内に投稿する予定であったこちらの記事ですが、書きかけのまま年を越してしまったので、以下、年越し前に執筆したものである点ご留意ください。
2022年最後の営業日となった本日の日経平均は前日比ほぼゼロにて終了。これとは対照的に中小型株およびマザーズ指数は日経平均を上回る上昇率にて終了するのがここ最近の傾向で、本日も例に漏れずといった感じでした。これに伴い、市場全体では本日も値上がり優勢。また結果として今月12月の日経平均の最終値は大きくマイナスとなったと共に年間でも比較的大きなマイナスとなりました。
本日の投稿は、本年最後の締め括りとして今年を振り返り、保有および未保有の注目度の高い銘柄にスポットを当ててつつ、全体指数を再度細かく見直しながら綴ってみます。銘柄数が多いため、こちらのページでは保有銘柄のみ執筆します。
日経平均
始値 26,288.00 高値 26,321.37 (09:00) 安値 26,067.92 (14:34) 終値 26,094.50
年間 -10.3%(最大値 -16.0%) 始値 29,098.41 高値 29,388.16 安値 24,681.74 終値 26,094.50
最終的には以前より予想していた@26,000程度で最終日の取り引きを終えました。これはどこかで読んだ記事にも書かれていたのですが、年間では2018年来、実に4年ぶりのマイナスでの引けです。
改めて年足チャート見ると2012年から上昇を始め、大なり小なりはあるものの今年まで基本的に上昇を続けており、その間マイナスとなったのはわずか2回。結構な勢いで伸びてきてたんだなと。私の場合、この間ずっと追い続けてきたわけでないこともあって改めてその事実を知りました。
ここから2023年が始まるわけですが、少し前から述べているように1月についての前半は恐らく12月の調子を引きずりながら軟調になるのではないかと見ています。まぁ、結局中小型株指数やダウにも左右されるわけですが、買付チャンスを伺う意味でも動きを読んでいくことは重要ですから、少なからずチェックは欠かせませんね。
JPX日経中小型株指数
先に述べたように最後の最後で日経平均とは異なる動きとなり、年末に掛けては比較的値を保ちました。個別を見ても同様で、買付を計画する銘柄が思ったより全然値を下げませんでした。
大発会から引き続き日経は軟調だと予想しますが、こちらがどうなのかというところ。狙ってるものはここ最近の記事で述べてきたように基本的に小さい銘柄ばかりなので、日経よりはこの指数の方が重要になります。吊られた動きになると予想しやすいですが、ここ最近本当に動きが連動しませんからね。なお、細かく指数をチェックしていないため予想はしませんし、全然予想できるほどわかってません。
NYダウ
こちらも思ったより値を保った年末でした。日足を見たときに5日線が25日線を超えずに下落すると述べてきてこの通りと言えばこの通りの動きとなってますが、想像よりも全然落ちませんでした。先の日経平均などと同様に1月もしばらくこの状況が続くと予想しますが、どの程度の水準になるかと言うと・・・。@32,000程度が一つの目安になると思ってるんですけどね。
ちなみに、ダウも年間ではその他の指標同様にマイナスです。ただ、ナスダックや500の数字が悲惨なことになりましたから、こちらはかなり値を保ったなと。
個別銘柄(保有)
保有後プラス引け銘柄数 7 / 総保有銘柄数 20
日経平均および中小型株指数が年間を通してマイナスに終わったことがどこまで影響したかはわかりませんが、本年から保有した銘柄を含めてプラスで引けた銘柄は全体の1/3程度となりました。しかしながら、ポートフォリオ全体の年間パフォーマンスはプラスにて終了したことを見るに、銘柄選定と投資額のバランスはそれなりに良かったんじゃないかなと思います。
JT / 日本たばこ産業(2914)-4.5 (-0.16%)
12/30 始値 2,657.5 高値 2,691.0 (09:35) 安値 2,655.5 (09:00) 終値 2,661.0
年間 +14.8%(最大値 +43.6%) 始値 2,317.0 高値 2,871.5 安値 2,000.0 終値 2,661.0
昨日の段階では今日は少し盛り返して@2,700ぐらいで終了するのではと述べてましたが、しっかり下落して終わる形に。ただ、この形も想定していなかったわけではないんですけどね。と言うのも、郵船(9101)や商船三井(9104)のチャートを見ると同じような動きなんですよね。戻ってくると見せかけたダマし下げみたいな。とは言え、このあと全く同じような動きをしてくるかというとそれはもちろんわからないんですが、傾向としては基本的に同じように値を戻してくることになると思っています。これは昨日も述べた通りですね。
にしても、まぁそもそも論として月足に窓がぽっかり空いてるのが見てて気持ち悪いんですが、そこに今月の下落がかなり近い位置に重なってくるような感じでより気持ち悪いチャートになって終わったなと。この気持ち悪い見た目が嫌なのもあって@2,700ぐらいで終わってほしいなと思ってたのもあるんですよね。ただ、このぽっかり空いた部分がなければそんなに汚い見た目じゃないのかもしれません。いずれにしても果報は寝て待てという状態に見えますし、待つしかないので、年明けからまぁ期待はし過ぎずに監視していきます。
今年という結果だけを切り取れば基本的には、ひとまずある程度の形で終えたんじゃないかなと思います。
ブロードメディア(4347)+39 (+3.98%)
12/30 始値 972 高値 1,018 (15:00) 安値 971 (15:00) 終値 1,018
年間 +24.1%(最大値 +74.8%) 始値 820 高値 1,250 安値 715 終値 1,018
まさかの昨日を上回るハイパフォーマンスで終了。しっかりと2023年分のNISA枠を削り取ってくれました。ただ、株価だけを見るとよく戻しましたし、よく耐えた値で今月と今年を終えたなと。来年には繋がる終え方をしたと思える点はプラスです。恐らく来年の前半には少なくとも特定分ぐらいはとりあえず売ってもいいかなと思えるような位置までやってくる気がします。
最後の最後は思い通りというわけにはいきませんでしたが、来年はそろそろいよいよ期待できる年になると見ていいんじゃないかと思いますし、希望的観測は余り良くないんですが、個人的にはそういうように見えています。いや、いい加減低迷が長いです。マジで。業績悪くないですからね。これも一つの根拠です。ドデカいのが炸裂するかはわかりませんが、ここ最近の低迷を少し抜けて、今年のような状態を脱する年にはなるような気がします。
インテリジェントウェイブ / IWI(4847)+9 (+1.26%)
12/30 始値 718 高値 724 (09:00) 安値 715 (09:21) 終値 721
年間 +29.9%(最大値 +88.6%) 始値 555 高値 924 安値 490 終値 721
ブロメ同様に下落を願っていたこちらの銘柄。こちらも最後の最後にめちゃくちゃ盛り返しやがりました。余計なことしてくれちゃってって感じです。まぁ、でもこちらも業績に新局面が見られた年となった割に株価が付いてこなかった感が強いので、来年に期待できる銘柄かなと。2023年は業績のみでなく、株価もいよいよ新局面が見られる気がします!
いずれにしても、こちらも今年は日経の下落を他所に一応30%程度ではあるものの値を盛り返したので来年の展望を見せてくれたことを考えれば上出来ではないかなと。
ソースネクスト(4344)+15 (+5.10%)
12/30 始値 298 高値 311 (09:05) 安値 285 (09:27) 終値 309
年間 +65.2%(最大値 +239.4%) 始値 187 高値 340 安値 142 終値 309
先日、伸ばしてくる伸ばしてくるとは述べていましたが、今年の終値となる今日の時点でここまで乗せてくるとは思っていませんでした。思いの外、今年を高値で引けたなと。まぁ、この感じだと恐らく大発会から3Q決算発表を迎えるまでに先日10月19日に付けた直近高値である@340を一度は超えてくるでしょう。終値がどうなるかはともかく、1月の段階で十分その可能性が高いと思います。
年間で見ると、先に触れてきた銘柄に加えて、こちらを見てもいよいよ眠っていた銘柄が一気に目覚めつつあるかなと。逆に言うとこれまで長く低迷してたわけですから、本来ならこういうタイミングで資金を入れれてれば一番だったんですけどね(笑)徐々に盛り返してきてることを考えると、まぁ大きく間違ってないかなと。十分としましょう。こちらも今年より来年といった感じで飛躍の年になると思っています!
アルチザネットワークス(6778)+5 (+0.53%)
12/30 始値 718 高値 724 (09:00) 安値 890 (09:21) 終値 942
年間 -21.5%(最大値 -63.1%) 始値 1,200 高値 1,410 安値 890 終値 942
最後の最後でこちらもプラスプラスプラスと一気に戻しました。年間で見ると大きくマイナスになっていますが、私の場合この影響を受けているのは特定のみなので、個人的にはさほど大きな影響ではありません。最後の最後に良い所でNISAの買い付けが出来たことはやはり非常に大きかったです。NISA買付後は買い付け当日も含めて一気にプラスに触れましたからね。
そして、何よりポイントとなるのは来年です。そのために、この年末にギリギリのギリギリまで粘りに粘って買い付けをしたわけですからね。今年もさることながら、2021年から正に暴落という感じで一気に下落して今の位置に居るわけですが、単純に暴落としてもひど過ぎますし、ましてやこちらも業績は好調なわけです。まぁ、どこまで行くかはわかりませんが、ほぼ間違いなく逆襲が始まると思います。主戦場は間違いなく4桁でしょうね。
住石ホールディングス(1514)-5 (-1.26%)
12/30 始値 398 高値 412 (09:30) 安値 388 (10:45) 終値 309
年間 +280.7%(最大値 +355.8%) 始値 140 高値 459 安値 129 終値 393
ブロメやインテリ同様に下落を願い続けていたこちらの銘柄。一つも願いが届きませんでしたね(笑)逆に言うと、終盤戦で全体的に沈みまくっていた日経平均の影響を全く受けていない銘柄が中小型株にはやはり沢山あったということですね。それにしても、もう少し下落してくれると思ってたんですけどね。まぁ、こちらに関しては先の二つの銘柄とは違い、再度買い付けをしたかったというだけなのでとりあえずはというところで。
私自身こちらを保有したのが6月なので上記ほどのパフォーマンスは出ていないのですが、これを見る限り200%超えるパフォーマンスで一度売却できた特定分に関しては半年程度で売却できたという点も含めて、とりあえず上出来だったのではないかなと。あとは先に述べたようにもう一度買い付けることでより大きなパフォーマンスを得られることになるので、これができるとベストです。なかなか落ちてきませんが、ずっと述べているようにやはり多少なりとも下落してくるとは思ってるんですけどね。
ここからの展望としては、日足を見たときに大発会からしばらくは25日線に沿って少し上ると予想しますが、そこから下落に転じて1月をマイナスで終えて決算発表を迎えるのではないかなと。さぁ、このシナリオ通りになるかどうか。何度も言いますが、良い所まで落ちてきたら再度買い付けます。いずれにしても、こちらも今年は飛躍の年になりましたし、来年はもう一段上を見られる年になると思っています。期待したいです。
JTP(2488)+13 (+1.79%)
12/30 始値 728 高値 750 (10:28) 安値 728 (09:00) 終値 741
年間 +15.8%(最大値 +38.6%) 始値 640 高値 847 安値 611 終値 741
株価としては大したことはないですが、業績も含めて大底から切り返す一年となりました。ということで、ポイントは来年からです。最後の11月と12月が停滞期となりましたが、基本的に現時点においては上昇気流の中に居ると思います。直近2年ほどの3Qは結果が大したことないので余り期待はできないかもしれませんが、ここでもし大きく数字が乗ってくるとかなり期待ができる状況になるでしょう。業容に対して時代も追い風ですし、いずれにしても業績も年々上向きになっているので来年中にある程度の結果が見えてくれると良いなと思います。
蝶理(8014)-14 (-0.64%)
12/30 始値 2,176 高値 2,191 (12:51) 安値 2,162 (15:00) 終値 2,162
年間 +18.3%(最大値 +34.0%) 始値 1,827 高値 2,225 安値 1,660 終値 2,162
結局、週足が十字線で終わるのではないかという当初の予想にほぼ近い形で大納会を終えました。@2,000を超えた時に予想した、もしかすると今年中に直近高値である@2,277に近い所まで行くのではという予想には残念ながら届きませんでした。とはいえ、最後の最後に意地の上昇を見せてくれ、こちらも来年に繋がる終わり方になったかなと思います。
6月に保有してから業績の割に株価の停滞が続きましたが、まぁ、本番は3Qを迎えてからでしょう。例年通りであれば1月中には発表を迎えるので、ここでどういった数字が出てくるかでしょう。特に変なことがなければ少なからず上方修正は既定路線でしょうから、こちらも来年には期待したいですね。
元々値動きの大きくない銘柄ですし、来年の展望を考えると十分良いパフォーマンスで今年を終えてくれたかなと思います。
さくらインターネット(3778)-1 (-0.20%)
12/30 始値 499 高値 504 (09:04) 安値 497 (14:34) 終値 498
年間 -11.2%(最大値 -22.4%) 始値 561 高値 620 安値 481 終値 498
非常に値動きの少ない一年でした。金額的には比較的持っている量が大きいこともあり、決算はしっかりチェックしていましたが、株価は全くと言っていいほど気にしていなかったので、一年が終わってみてこんなに動いていなかったんだなと。
こちらもその他の銘柄同様に業績は盛り返しつつある状況で、いい加減停滞期も長くなってきたので、年明け早々とはいかないかもしれませんが、ある程度の所で兆しの見える状況にはなってくると思っています。ひとまず、特定分だけでも納得いく形で売却できる位置まで早く来てほしいですね。
ソフトフロントホールディングス(2321)+1 (+1.18%)
12/30 始値 86 高値 87 (09:04) 安値 86 (09:00) 終値 86
年間 -13.1%(最大値 -26.4%) 始値 99 高値 110 安値 81 終値 86
こちらは完全にさくらインターネットと同じような状況で、今年はほぼ値動きのない一年でした。唯一違うのはまだ決算に数字が反映されてきてないところ。本格的に数字に変化が出るには恐らくまだまだ時間が掛かる気がしますが、株価はだいぶ煮詰まってきていることもあり、決算の数字より先に反応してくるのではないかなと。これが早ければ来年中に少なからずその兆しが見えてくるのではと見ています。
まぁ、昔のように存続がいよいよ危ぶまれるといった状況になることは現在は基本的にないとは思いますが、いずれにしても業績も財務状況もまだまだ安心できる状態でないのは変わりません。とはいえ、先に述べたようにまずは株価が先行してくれてさくらインターネットと同じように特定分を売却できる位置まで少しでも早く持ってきてほしいですね。
非保有銘柄も是非ご覧下さい。